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この文章の内容として最も適切なものはどれですか。


1.数学者アインシュタインや、作曲家モーツァルトは、ただ一つの能力に恵まれているから「天才」なのではない。方向が全く異なる二つの能力を持っているから「天才」なのだ。つまり、物事の細かい部分を詳しく見る能力と、物事の全体像を大きくつかむ能力を持ち合わせているのである。物事の詳細な部分を見ていこうとするのは職人的、全体像をつかもうとするのは学者的な見方と言うこともできる。この二方向の能力をどちらも身につけていることが重要な意味を持つ。

  • 1 、人は、職人的な見方、学者的な見方という二方向の能力を身につけるべきだ。

  • 2 、優れた能力は「天才」だけが持っているというわけではない。

  • 3 、「天才」 には物事の全体像を大きくつかむ能力がある。

  • 4 、「天才」 は異なる二方向の能力を持ち合わせている。

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この文章で筆者が最も言いたいことは何か。


2.人間は何であれ、自由が好きです。「自由」とは「自分勝手」と考えてもらってもいいでしょう。人間は自分勝手を好みます。だが、他人の勝手になることを嫌います。憎みます。誰もが自分勝手に振る舞おうとすると、他人の勝手と衝突します。自分の勝手を通そうとすると、他人の勝手を押しとどめなければなりません。またどんなに自分の勝手を押し通そうとしても、相手のほうが強力ならば、相手の勝手に押さえ込まれてしまうことになります。「自由」になろうと思うと、やっかいだということがわかるでしょう。

                    『考えることが苦手な人たちへ 10 代からのプチ哲学のすすめ』 こう書房

 (注1)自分勝手:他人のことは考えず、自分の思いどおりに行動すること。

 

  • 1 、人は皆自由になりたいと考えるが、自分勝手な行動はやめなければならない。

  • 2 、人は何かをさせられるのは嫌だが、完全に自由になることを好むわけでもない。

  • 3 、人が各人の自由を勝ち取るためには、ほかの人と衝突することが重要である。

  • 4 、人は皆自由になりたいと考えるが、他人と衝突するので大変だ。

3

この文章で筆者が最も言いたいことは何か。


3.できる人と思わせるためには下準備が必要である。しかし、実は最大の下準備は、何といっても「自分を知る」ことである。

というのは、できないものをできるように見せるのはかなり難しいが、自分の長所を前面に出せば、できるように見せるのはそう難しくないということがある。もう一つは、人間というのは、よほど嫌いな相手でない限り、相手の短所より長所のほうに目が行くよう出来ていることが、さまざまな心理実験で明らかにされている。いわゆる「隣の芝生は青い」現象である。

だから、欠点を隠そうとするより、長所を目立つようにしたほうが、できる人に見えるのだ。現実に、社会のほうも、欠点のない何でも屋のような人間より、多少欠点はあっても、長所の抜きん出た人間のほうを重用するようになってきている。

           (和田秀樹 『趣味・教養を「武器」に変える 和田秀樹の“最終最強”知的生産術』毎日新聞社)

  • 1 、自分をよく分析し、欠点が目立たないようにすれば、他人からできる人と思われる。

  • 2 、周囲の人に自分の長所も短所も理解してもらえば、できる人と思ってもらえる。

  • 3 、できる人と思われるには、何かをするとき、十分に準備し、欠点を補う必要がある。

  • 4 、できる人と思われるには、自分の長所を周りの人によくわかるようにするのがよい。

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